神戸市は、大雨や台風などで災害のおそれがあるとき、「高齢者等避難」「避難指示」「緊急安全確保」の3種類の避難情報を、5段階の警戒レベルで伝えます。避難所の開設・混雑の状況は、神戸市が利用している「VACAN(バカン)」のサービスで、「混雑」「やや混雑」「空いています」「開設可能」「Closed(平常時)」の5区分で確認できます(神戸市の「災害時の避難」「災害時の避難所」のページ、2026年10月6日確認)。
警戒レベル3〜5:それぞれのタイミングと、求められる行動
市のページには、警戒レベルごとの発令のタイミング、対象者、求められる行動が次のように書かれています。
| 警戒レベル | 避難情報 | 発令されるタイミング | 求められる行動 |
|---|---|---|---|
| 3 | 高齢者等避難 | 災害発生の危険性が高まり、避難に時間のかかる方(高齢者や障がい者など)が危険な場所から避難を開始すべき状況 | 対象者は避難を開始する。対象者以外の方も、すぐに避難できるように備える |
| 4 | 避難指示 | 災害が発生するおそれが非常に高い状況で、全員が危険な場所から避難を開始すべき状況 | 危険な場所から全員避難する |
| 5 | 緊急安全確保 | すでに災害が発生または切迫している極めて危険な状態 | 命を守る最善の行動をとる。今いる場所よりも相対的に安全である場所へ直ちに移動する |
- レベル3の対象者:土砂災害警戒区域や洪水・高潮浸水想定区域などにいる、避難に時間のかかる方(高齢者や障がい者など)と、その避難を支援する方
- レベル4の対象者:土砂災害警戒区域や洪水・高潮浸水想定区域など、危険な場所にいる方全員
- レベル5の対象者:レベル4「避難指示」の発令以降も、まだ危険な場所にいる方全員
警戒レベル1(早期注意情報)と警戒レベル2(河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮注意報)は、気象庁が発表します。市は、日頃から避難場所や避難ルート、避難のタイミングを確認しておくよう案内しています。
避難所が開いているか、混んでいるかを調べる:VACAN
避難所の開設・混雑情報は、市が利用している株式会社バカンのサービス「VACAN」で見られます。表示は次の5区分です。
- 混雑
- やや混雑
- 空いています
- 開設可能
- Closed(平常時)
「開設可能」と表示されている避難所のうち、市立の小・中学校以外の避難所に避難したい場合は、事前に最寄りの区役所へ連絡するよう案内されています。
緊急避難場所と避難所は別のもの
- 緊急避難場所:命を守ることを最優先に、災害の危険から逃れるための場所です。災害の種別(土砂災害、洪水、津波、大火事)ごとに、屋内(小学校や中学校など)または屋外の空間(広い公園や広場、学校のグラウンドなど)が指定されています
- 避難所:自宅に帰宅できない場合に、一定期間、避難生活をする場所です。災害の種類に関わらず、小学校や中学校などが指定されています
各区の避難所一覧は「くらしの防災ガイド」の記事面に載っています。緊急避難場所・避難所一覧(2026年4月)のExcel版も市のページで公開されていて、2次利用ができます。
避難所以外にも避難先はある
市のページでは、不特定多数の人がいる避難所に行くことだけが避難ではない、としています。親戚や友人の家などへの分散避難や、自宅での安全確保(堅牢な建物にいる場合に、上階で山と反対側の部屋など、より安全な場所へ退避すること)も、避難を検討する際の選択肢として挙げられています。
ペットと一緒に避難する(同行避難)
神戸市では、災害時にペットと一緒に避難できます。ただし、避難所には動物アレルギーのある人もいるため、飼い主とペットが同じ部屋で過ごすことはできません。施設内にペット飼育スペースを設け、飼い主がペットを飼育します。ペット同行で避難したいときは、最寄りの区役所に相談します。市は、受け入れルールを定めた「災害時のペットとの避難ガイドライン」を作っています。
支援が必要な人の避難:福祉避難所
福祉避難所は、避難所での生活で特別な配慮が必要な高齢者や障がい者などのために、市が二次的に開設する避難所です。高齢者施設、障がい者施設、宿泊施設、地域福祉センターなどが指定されています。福祉避難所へは直接避難できず、まず近くの小学校などの緊急避難場所・避難所へ避難します。避難所を巡回するケースワーカー・ヘルパー・保健師などが本人や家族の意向や状況を確認したうえで、市が福祉避難所への避難対象者を決めます。受け入れが決まった人は、家族などの支援で移動し、移動手段がない場合は避難先の避難所職員や各区役所に相談します。
夜間・休日にも使える避難所の鍵の仕組み
休日・夜間に突発的な災害が起きたとき、職員が避難所に駆け付けにくい場合があるため、市有施設の指定緊急避難場所・避難所には「避難所用キーボックス」が設置されています。使い方は次のとおりです。
- キーボックスのカバーを開ける
- カバーの内側にある二次元コードを読み取る
- 表示された番号を押して、キーボックスを解錠する
- 鍵を取り出し、施設内へ避難する
避難情報を受け取る手段
市は、兵庫県や県内の市・町からの避難情報、地震・津波・気象警報などの情報を提供する「ひょうご防災ネット」の利用をすすめています。市のページには、「わが家の避難マップ」をつくる案内や、神戸市ハザードマップへのリンクもあります。
大雨や台風のときのごみ出しについては、神戸イベントナビの神戸市の記事一覧にある、ごみ収集日とLINE通知の記事で、悪天候時の収集の扱いをまとめています。
情報源
アイキャッチの写真: AIで作成したイメージ(実在の場所ではありません)
